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【ライティング初心者】文章の書き方①:文章を書く前に整理すべき3要素

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Webライティングに興味があるのですが、文章の書き方がわかりません!初心者でも書き始められるように教えてくれませんか?

Webライティング初心者におすすめの「文章の書き方」を説明する。第1回目は、文章を書く前に整理すべき3要素についてだ。


この記事を読んでもらいたい人
  • 文章や記事を書くときに悩む/手が止まる
  • 文章や記事をいきなり書き始めてしまう
  • 文章の書き方や書く前の準備がわからない

Webライティングやブログ執筆を始めた人で、文章を書こうとしてもうまく書けないというのは当然です。なぜなら普通に生きていると「学ぶ機会がないから」です。

この文章を書いている私自身も、うまく書けないことに苦しんだ時期は長く、書籍や先輩ブロガーの記事にお世話になりながら歩んできました。

そこで今回は、Webライティングやブログ執筆を始めたいけど、そもそも「文章の書き方がわからない」という初心者さんに向けて、文章を書く前の準備について解説します。

この記事の内容をざっくり紹介
  1. 文章はいきなり書けない…ゆえに準備が必要
  2. たった3つのことを準備するだけで迷わず書ける
  3. 整理すべき3要素の具体例を理解して使いこなす

私はこの記事に書いた「文章を書く前に整理すべき3要素」を意識して使い、いつも記事を書いていますが、副業としてはまずまずの結果を出せていると感じています。

  • Amazonアソシエイトにて月売上100万円達成
  • ある程度は検索順位一桁を狙える(競合による)

ちなみに、3要素とはターゲット/メッセージ/アクションの3つです。

この文章を書く前に3要素を整理すると、記事の方向性がブレにくくなります。執筆の迷いが減り、確認と修正の時間も少なくなり時短になります。

やることは、記事を書く前に整理する3つの要素を理解し、具体例を読みながら使えるようになるだけです。初心者さんでも簡単に理解し、マネすることができます。

この記事を読み、Webライティング/ブログ記事執筆するうえで「一生役に立つ!書く前に準備すべき3要素」をマスターしてみませんか?

書き始める前に準備する3要素って何?

ここでは、TMAの3要素それぞれが何を表すのか説明します。

Target(ターゲット:T)

文章のターゲット(T:Target)を決めましょう。

あなたがこれから書こうとしているその文章は、どんなターゲットに向けて書くのですか?違う言葉で表現すると、その文章は、誰(Who)に向けて書くのですか?

文章を書きたい気持ちを抑えて、まずは文章のターゲット(誰に向けて書くのか)を決めておきましょう。

Message(メッセージ:M)

文章のメッセージ(M:Message)を決めましょう。

あなたがこれから書こうとしているその文章は、どんなメッセージを持っていますか?違う言葉で表現すると、あなたはターゲットに何(What)を伝えたいですか?

文章を書きたい気持ちを抑えて、まずは文章のターゲットに伝えたいメッセージ(何を伝えたいのか)を決めておきましょう。

Action(アクション:A)

あなたがターゲットに対してメッセージを伝えた後に、ターゲットに期待する行動(A:Action)を決めましょう。

わかりやすく表現すると、ターゲットが文章を読んだ結果、ターゲットにどうなって欲しいですか?ターゲットに何をしてほしいですか?

文章を書きたい気持ちを抑えて、まずは文章を読み終えたターゲットに「どんな行動をとってほしいのか」を決めておきましょう。

3つの要素「TMA」をつなげて理解しよう

それぞれの要素について解説しました。今の段階では、なんとなくイメージできれば、素晴らしいです。まずは、ここまでの内容をセットで理解しておきましょう。

ターゲット(T:誰)にどんなメッセージ(M:内容)を伝え、どんなアクション(A:行動)を期待するのか。

TMAそれぞれの具体的な内容については、この記事の後半で複数の具体例を交えながら解説します。

誰に、何を伝え、どんな行動をとって欲しいのか…この3点が大切です。いまは、これだけ覚えておきましょう。

文章を書く前に「TMA」の3要素を整理することが大切な理由

なぜ文章を書くうえで、TMA〜ターゲット/メッセージ/アクションの3要素〜が大切になるのでしょうか。

それは、TMAが1セットで明らかになった時、TMAは、これから書く文章の「方針」となるからです。

表現を変えると、目的地/コンパス(方位磁針)と言い換えることもできるでしょう。

例えば、文章を書いている途中でTMAの3要素に以下のようなブレが発生したと想定します。ブレた要素は1つだけではないかも知れません。

  • ターゲット:モテたい20代男性→40代男性にブレる
  • メッセージ:体を鍛える→清潔感に気を使うにブレる
  • アクション:ジムに行く→コロンを買うにブレる

上のような感じで、TMAどれか1つの要素がブレただけで、読者は途中で混乱します。

合わせて、当初あなたが考えていた「読者に期待する行動:アクション」も達成できる確率が大きく下がるでしょう。

ゆえに、文章を書く前に、TMAの3要素をしっかり整理し、定め、ブラさない事が大切になります。

私自身もそうですが、文章を書いていると、途中で微妙にターゲットが変わってしまうことが稀に起きます。

初心者さんだけでなく、ライティングに慣れてきた人も、TMAの3要素を書き出す習慣をつけ、継続することがおすすめです。

具体例を見ながら「TMA」3要素の理解を深める

ぼんやりとTMAの要素がわかってきたところで、具体的な例を3つ見ながら理解を深めましょう。「誰に何を伝え、どんな行動をとって欲しいのか」イメージしてみてください。

具体例(1)健康食品「おからビスケット」を紹介する記事

架空の健康食品「おからビスケット」をおすすめする場合を考えてみましょう。

まず、A(読者に期待する行動)は「おからビスケットを買ってもらう」です。おからビスケットを紹介する記事ですから、おのずと期待するアクションはこれになります。

次に、M(メッセージ)は製品の特徴から「カロリーが少ないおからビスケットは間食しても太りにくい」とします。

最後に、T(ターゲット)は複数考えられますが、ここでは「仕事中に間食してしまう40代の会社員」とします。

  • ターゲット:仕事に間食してしまう40代の会社員
  • メッセージ:カロリーが少ない本商品は間食しても太りにくい
  • アクション:おからビスケットを買ってもらう

以上のようにTMAの3要素を確定させていきます。

具体例(2)東京のお土産「やわらか煎餅」を紹介する記事

架空の東京土産「やわらか煎餅」をおすすめする場合を考えてみましょう。

まず、A(読者に期待する行動)は「やわらか煎餅を買ってもらう」です。やわらか煎餅を紹介する記事ですから、おのずと期待するアクションはこれになります。

次に、M(メッセージ)は製品の特徴から「やわらかい煎餅だから食べやすく、懐かしい味」とします。

最後に、T(ターゲット)は複数考えられますが、ここでは「東京でご年配へのお土産を探している人」とします。

  • ターゲット:東京でご年配へのお土産を探している人
  • メッセージ:柔らかい触感はご年配でも食べやすく、懐かしい味
  • アクション:お土産として「やわらか煎餅」を買ってもらう

以上のようにTMAの3要素を確定させていきます。

具体例(3)ゲームアプリ「音楽マスター」を紹介する記事

架空のリズムゲームアプリ「音楽マスター」をおすすめする場合を考えてみましょう。

まず、A(読者に期待する行動)は「音楽マスターをダウンロードしてもらう」です。ゲームアプリを紹介する記事ですから、おのずと期待するアクションはこれになります。

次に、M(メッセージ)はゲームアプリの特徴から「初心者向けモード搭載だから無理なく上達できる」とします。

最後に、T(ターゲット)は複数考えられますが、ここでは難しいでお馴染みの架空のリズムゲームアプリ「超絶技巧リズムマスターを挫折した人」とします。

  • ターゲット:超絶技巧リズムマスターを挫折した人
  • メッセージ:初心者向けモード搭載だから無理なく上達できる
  • アクション:音楽マスターをダウンロードしてもらう

以上のようにTMAの3要素を確定させていきます。

ターゲット/メッセージ/アクションを決める順番は?

ターゲット/メッセージ/アクションを決める順番ですが、結論としては決まっていません。

文章を書くうえで多くの場合は、アクションが決まっていることが多いと思います。物を買ってもらうとか、サブスク契約してもらうなど。

すると、残るはターゲットとメッセージになります。

このとき、製品やサービスの特徴から「メッセージ」を抽出し、メッセージから「ターゲット」を逆算(=想定または想像)します。

上で紹介した3つの具体例がその順番(アクションが決まっており⇒特徴からメッセージを抽出する⇒メッセージが刺さるであろうターゲットを決める)になっています。

  1. アクション決定:「やわらか煎餅を買ってもらう」と決まっている
  2. メッセージ決定:特徴である「やわらかい/懐かしい味」を伝える
  3. ターゲット決定:特徴から刺さるであろうターゲットを逆算する

製品やサービスの特徴から、ターゲットを逆算した結果として、複数のターゲットが想定されることもあるでしょう。

その場合は、1つの記事に2つ以上のターゲットを併記してもいいし、記事をターゲットごとに別けることも検討しましょう。

具体的に言うと、記事をターゲットごとに分けた方が、よりアクションしてもらいやすいのであれば、ターゲットごとに記事を分けることが効果的です。

逆に、複数のターゲットを1つの記事に併記しても、アクションしてもらえる可能性が下がらないのであれば、1つの記事に複数のターゲットを併記しても問題ないでしょう。

  • ターゲットが複数想定される場合は、1つの記事にターゲットをまとめる、または、ターゲットごとに記事を分けることを検討する。
  • 記事を分ける/分けないの基準は「アクションしてもらう可能性が高まる」方を選択すること。アクションしてもらえなければ意味がない。

初心者は「TMA」を整理して文章を書き始めるのがおすすめ

私が初心者だったころは、すぐに文章を書き始めたくなる気持ちが強かったです。早く書いて、早く寝たい一心でした。

でも、結局のところ「誰に何を伝え、どんな行動をとって欲しいのか」(TMA)が定まっていないと文章が迷子になる可能性があります。

何度も文章を見直して修正に時間をかけるよりも、文章を書き始める前に、「誰に何を伝え、どんな行動をとって欲しいのか」(TMA)これだけは整理する癖をつけておきましょう。

次回は「【ライティング初心者】文章の書き方②:リード文の書き方」についてお話します。

以上です、ありがとうございました。

記事を書いたのはこの人
ただし
ただし
ライター兼ディレクター&海外プロマネ
趣味のブログを3年間運営、月収7万円を達成。趣味ではなく仕事として文章を書きたく、再始動。メディアや記事のディレクションに興味あり。平日は会社員として、電機メーカーにて海外の戦略&プロジェクトマネジメントに従事。英語はTOEICスコア760点、英会話も訓練中。よろしくお願いします!
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